こんにちは、ななです🌸
子どもの頃、私の母はよく「主婦は誰からも褒められないし、感謝されない〜😮💨」とぼやいていました。
その言葉を聞きながら育った私は、
「親が自分に何かしてくれるのは当然」と思いがちでした。
実際、「ありがとう」なんてあらためて母に言った記憶は、母の日に取って付けたように伝えたくらいしかありません😅
親への感謝が自分の中で全く根付いていなかったのです。
では、なぜそうだったのか?
今振り返ると、
家庭の中で「感謝を言葉で伝え合う場面」をあまり見た記憶がなかったことが理由かもしれません。
親の世代や時代のせいがかなりある気がしますが、
両親が互いに感謝を言葉で伝え合ったり、ましてや自分が親に感謝された記憶などは、ありませんでした。
ですが、自分が親になり、子どもたちと日々を過ごす中で、
「ありがとう」という言葉の力を改めて実感しています。
遅ればせながら、自分自身も親に対して感謝を伝えてみたり、変化を感じています。
もくじ
「生まれてきてくれてありがとう」を伝える理由
私には1歳と3歳の娘がいます。
毎日のように、娘たちに伝えている言葉があります。
それは、「生まれてきてくれてありがとう」。
この言葉を伝えるようになったきっかけは、以前アトリエに通っていた女の子とそのお母さまとの出会いでした。
その女の子は、心がとても安定している印象で、穏やかさが周りにも伝わるようなお子さんでした。
ある日、お母さまとお話しする機会があり、
「何か育児で気をつけていることはありますか?」と尋ねました。
すると、お母さまはこう答えられました。
👩🏻毎晩寝る前に「生まれてきてくれてありがとね」と伝えてます😊
その言葉を聞いた瞬間、私の中で何かが腑に落ちました。
そうか。
毎日親から、自分の存在そのものを手放しで承認されながら育っているから、あんなにも心が安定しているんだな、と。
それは私自身が子供の頃、親から最も受け取りたかった、一番欲しかった感覚でした。
高校時代から不安神経症になり、大学ではパニック障害と鬱で休学し、社会に出てからも長く自己肯定感の低さで悩んだ経験から、
その手放しの愛情が本人に伝わることこそが、
心の安定や自己肯定感を育むことにどれだけ深く関係しているか、身をもって知っていたからです。
ところで私自身、長女を授かるまで長い不妊治療をしていた経験があります。
何度も胚移植をしても着床せず、心が折れそうになった日々。やっと授かった命は、私にとって奇跡そのものでした。
だからこそ、
「生まれてきてくれて本当にありがとう」
「私に『母親』という人生を歩ませてくれてありがとう」
という気持ちが心の底から強くあります。
その気持ちを込めて、生まれてこのかた毎日伝え続けているうちに、
「ありがとう」という言葉は私たち親子の関係性の中に深く根付いていきました。
3歳の長女は、日常の本当に些細なことに対して、
「ママせんたくしてくれてありがとう」とか「みそ汁つくってありがとう」などと、
1日に何度も感謝してくれるようになりました。
次女においても、まだ1歳ですが、
お着替えのふとした瞬間などに「ママ、じゅぼんかって、あーと(ママこのズボン買ってありがとう)」などと言ってくれることがあります。
そのたびに胸がじんわり温かくなり、
言葉の持つ威力というものを、改めて実感します。
感謝が育む、自己肯定感
「感謝が大事、感謝の心を」と巷でよく言われて久しいですが、
感謝の心が自然と湧き出るというのは、
単なる礼儀の話ではなく、人の心に安心感を与えるものだと思います。
「自分は大切にされている」「必要とされている」と実感することで、子どもは自分に自信を持つことができます。
それが、自己肯定感の基盤を作り、人生を生き抜く力に繋がっていきます。
(これは子供だけでなく、夫婦など大人の間でも同じことですよね)
「こどもアトリエこぺん」では、
子どもたちが自由に自分を表現し、その「プロセス」を肯定される場を提供しています。
ここでは、正解や不正解はありません。
それぞれの個性が輝く作品制作を通じて、「これが自分なんだ」と自分自身で感じる力を育むことを大切にしています🎨✨
子どもたちの「心の居場所」を目指して
私たちが目指しているのは、
子どもたちに「心の居場所」を感じてもらえるような空間を作ることです。
絵や工作を通じて、安心感や自己肯定感を育てるお手伝いをすること。
それが、未来へと続く「心の軸」を作る手助けになると、強く信じています。
もし、この記事を読んで、「ありがとう」の言葉をお子さまに伝えたくなったら、
ぜひ今日から始めてみてください☺️
その小さな一言が、お子さまの心にどれだけ大きな変化をもたらすか、一緒に見守っていけたら嬉しいです!
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました🌸✨
なな