ななの気まぐれコラム 活動記録

【実態】セレブの子育てに学ぶ、お金で解決できないたった1つのこと

なな
こんにちは!

多くの一般の方にとって、

超がつくセレブの人たちの思考や、ましてや子育てなんて、

知る機会も皆無ですよね。

今日は、セレブのご家庭事情にスポットを当てて、

そこから学んだ「お金で解決できないたった一つのこと」についてご紹介します。

私は過去に、

東京都心部の一等地に住む人々のお宅にお邪魔して、

こどもの絵画工作のプライベートレッスンを行ってきました。

主には港区を中心に、六本木、白金、麻生十番、赤坂、乃木坂などなど…

凡人からすると、

「住む」というアイデアがなかなか浮かびようのない場所ですが、

住宅というのはどんな都心の繁華な一等地にも存在するものです。

 

私は、教室自体は2011年から始めて、

3歳~15歳のこどもたちの成長を観察してきました。

幼稚園の教室で働いたり、保育園で保育をしたことも含めると(保育士の資格もあります)、

ありとあらゆる年齢の子供に、10年以上接してきたことになります。

 

そんな中で今回は、

中でも「超絶都心部のセレブ家庭のプライベートレッスン」という

ご家庭の中に入って密接な関係で行った経験にフォーカスして、

この目で見てきたセレブの方々のリアルな子育てやこども達の特徴について、

分析していきながら、掘り下げていきたいと思います。

 

まず結論からお伝えすると、

「お金で解決できないたった一つのこと」とは、

家庭を「こころが帰ってこれるあったかい場所」にすること

です。

 

これは、誰にでも応用可能な、

お金が一切かからない

こどもの根本的な成長とケアに繋がる

子育ての一番重要なポイントです。

 

この記事では「お絵かきのせんせい」という立場から、

ネット上には転がっていない、私独自の体験を交えつつ

このポイントについて掘り下げながら、お伝えしていきます。

では、さっそくみていきましょう!

 

もくじ

セレブの子育ての特徴

まず生活レベルの標準値が高すぎw

当たり前のことかもしれませんが、

セレブにはセレブの、お金の使い方があります。

それは一般家庭で育った凡人の私には想像を絶する世界であり、

開いた口を塞ぐヒマがないこと請け合いでした。

 

子どもの頃からこれがデフォルトとなると、

ここから先、この子の価値観は一体どんな風に繰り広げられていくんだ?!?

というレベルの、もはや別世界の世界観も含んでいます。

そんな世界のほんの一部をご紹介。

 

私のレッスンの仕事には、

  • 学校や保育園などにお迎えにいって、そのまま自宅へお子様をお連れして、親御さんのご帰宅までレッスン

というパターンと、

  • 親御さんがご在宅の中でのレッスン

と2パターンありました。

 

お迎えパターンでは、様々な場所にお迎えに上がりましたが、

(「お迎えに上がる」という表現が正しい感じですw)

まず初期のころに度肝を抜かれて衝撃だったのが、

 

鍵なしで開くおうちがある。 という事実。

玄関の扉が指紋と顔認証で開く

これってひょっとして今の時代そんなには珍しくなかったりするんですか?

私は田舎者なので、生まれて初めて見たので衝撃的だったのですが…

「え、そんなのうちもそうだけど?」という方がいたらすいません。

私にはとても衝撃的でした。

 

よく昔、私が小学生のころ「鍵っ子」と呼ばれる子たちがいました。

(今でもそう呼ぶのだろうか)

首から紐のついた家の鍵を下げて、服の中にしまっている子たち。

ご両親が共働きで、児童館とかのシステムが整ってないとことか

もう学童にいく年齢じゃなくなった子とかは、

それを使って誰もいない家に自分で鍵あけて入るという。

 

で、たまに公園とかで激しく遊びすぎて鍵なくして、

お母さんにめっちゃ怒られてる子とか、いませんでした?

(私の子ども時代にはいたよw)

 

それが今や、ね。

鍵なくす心配とか、ないところもあるんですね。

 

暗証番号とかは誰かに知られたら終わりだけど、

どんなこどもの指先にも、もれなく指紋はあるからね。

指紋?角膜?顔?

実際なにで認証が行われてるかはよくわからないけど

指とカメラでなにかを認証して、玄関の鍵が開くんですよ。

初めて見たときは「これが未来か」と思いましたね。笑

 

もちろん普通は鍵ありです。

むしろタワマンは鍵ありですよね。

自宅の鍵をかざさないとエレベーターに乗れなくて、

そうやって乗ると、

自分ちの階でしか降りられないようになっているというセキュリティの高さ。

変な人が自分の階の廊下をウロつくことがありません。

 

白手袋つけた専属運転手が、外車でお迎えにくる

これもありました。

「花輪くんて、ほんとにいたんだ」って思いましたよw

ちびまる子ちゃんに出てくる花輪くんとヒデじぃみたいな関係性。

 

自家用車は利用しないご家庭もあり、

その場合はちょっとした距離も含めてタクシーの多用になるけど、

その代わり、マンションの車寄せにいるポーターさん

いわば「じいや」に顔パス。

 

幼稚園生でも「ちぃっす」的な感じで、

フレンドリーに「じいや」に絡んでから

カードで開けてもらってエントランスに入る。

なんなんだこの世界観…   私の価値観をはるかに超越しているぞ。。

 

お手伝いさんやシッターさんなども頻繁に出入りするため、

初対面の大人慣れしている印象もありました。

大人が自分のために何かやってくれることが、

生活のなかで通常として起きている状態です。

 

しかし、私がお伺いした家庭は、

おそらくたまたまですが、

幸いとても育ちの良い子が多かったので、

ふんぞり返って偉そうにしている子などはほとんどいませんでした。

みなちゃんと感謝の気持ちを持っていて、

私のために逆に気を使ってくれたり、結構大人なんですよね~。

たとえ幼児や、小学一年生でも。

親御さんの教育が行き届いている感じ。

 

触れている人、見ている世界。

なにかが、根本的に違うんだなぁと思いました。

 

なかなかできない体験のオンパレード

世界一に触れる

やはりセレブのお子さんは、楽器とか習ってる子も多かったです。

中でもめずらしかったのが「チェロ」

「どうして、チェロを習おうと思ったの?」

とそのこどもにきっかけを尋ねてみると、

 

「昔ね、ヨーヨーマの演奏会にいって生で聴いた時に、

すっげーかっこいい!って感動したんだ~。

それで3歳くらいから、やり始めたんだよ。」

 

って ウォオオオオイ!

 

私、東京芸大出身で音楽学部の友人もいるが、

そんな芸大生ですらヨーヨー・マの生演奏聴いたことあるやつ、そういないぞ?

100人中1人もいるかどうかだと思う。いや、もっと少なそう。

 

ヨーヨー・マだよ。(ヨーヨーじゃないよ)

※言わずと知れた現代を代表する世界最高のチェリスト。

何とグラミー賞に16回も輝いた、名実ともに世界一。

 

そんな本物中の本物に触れたことがきっかけでその楽器習い始めるとか、

「始めた理由」でこれ以上のものってないでしょうねw

 

いや~。

富の力って、すごい。

 

我が子に、ありとあらゆる可能性を広げるための貴重すぎる経験を、

シャワーのように浴びせることができるんだからね。

 

でも、こういう「体験への投資」は、

富の使い方として非常に真っ当というか、素敵だなと思いました。

もしもできるものならば。

 

単にお金持ちと聞くと、なんだかステレオタイプでいいイメージがない場合もあるけど、

ここは素直に、ブラボーwって思いましたね。

 

夢のようなチャンスと環境

※写真はイメージですw

 

他にも、

  • サッカーが好きな子がいて、

好きなJリーグの選手のことを「さん」づけで呼んでいて、

普通知らない有名人のことを子供が「さん」付けなんてしないから

何事かと思えば、

スタジアムの関係者以外立ち入り禁止区域で撮影された

ガチのツーショットの写真を見せてもらったりw

(パパの経営する会社が、試合のスポンサーだから)

 

  • 何気なく遊んでるお気に入りのバスのおもちゃがあって、

「どうしてそのバスが好きなの?」と聞くと、

「こないだ、ロンドンでのったからだよ」

とサラッと教えてくれる。

(ロンドンバスかぁいw  どおりで赤いわけだ)

と、海外への心の距離も近い。

 

  • 旅行へも、時間さえあれば非常に気軽に行くし、

国内では、夏は沖縄、冬は北海道で、

気軽に季節感をより一層堪能したり

セレブならではの色々な体験をさせてあげられている感

 

  • 広くて綺麗なお家では、

自分ちの窓からぼーっと東京タワー眺めてみたり

 

  • 広々した自分だけの空間に、

とてつもない面積でプラレールの線路を組みまくって

遊ぶのがデフォルトだったり。

(大人の私ですら夢中になるほど楽しいw)

そのままにして片付ける必要もないので、明日も続きが遊べるし。

 

  • 家の中にゴールがあって、サッカーができたり。

 

「こんなの、夢じゃなかったら、一体なんなん?」

 

っていうほど、

贅沢すぎる環境が与えられていたりする子たちもいました。

 

教育費が無限

これは、正直自分がレッスンに行っていること自体に感じたことです。

先ほどの楽器もそうですが、

こどもの可能性を広げるとはいえ、習い事ってお金かかりますよね。

 

そもそもなぜ私がセレブの方々のお宅にお邪魔していたかというと、

レッスンを始めた当初は、非常に安価で設定してました。

その当時に行ったご家庭は、都心に限定していたのである程度裕福ですが

それでも一般的なご家庭でした。

 

しかし、毎回スーツケースに使うか使わないかわからないありとあらゆる道具や素材を入れ、

重たいのをガラガラひっぱったり、でかすぎなバックパックにしてみたり

(都心すぎるメトロの駅って出口によっては階段しかなかったりもして)

私がご自宅まで足を運んでレッスンするというスタイルが結構つらくなりました。

 

移動に時間と労力をとられていくうちに、

ついに、背中を痛めて腰のヘルニアが悪化してしまい、健康を害してしまいました。

 

これでは続けられないと感じ、

単価をあるときちょっと一気にあげたんですね。1回2時間からのレッスンで、2万円〜に。

そんな余裕があるご家庭ある程度のセレブ層のみからオファーが来るようになりますよね。

 

相性が良くてお互いに気に入れば、リピートしたり定期的になったりと、

関係も深まっていくので、長期的にお子さんの成長を見守ることにもなりました。

 

習い事に好きなだけお金をかけられる

これでも高いと思いますが、

上を見るときりがなく、もっともっともっとたくさん、

体験のために、学びのために、可能性を伸ばすために…

子供のためであれば、

投資としていくらでもお金をかけるご家庭も、あるんだと思います。

 

私のクライアントはなぜか男の子のお子さんが多かったのですが、

そんな子供たちは、ありとあらゆる習い事をしていました。

 

  • 先ほどの楽器を習うことなどに加えて
  • 野球やサッカーなどの運動系
  • プログラミングだとか
  • 科学の実験の教室だとか
  • お受験系の塾とか英語とか

ほんとに様々なものがありました。

それらを日替わりでこなしながら、

毎日(なんなら私よりも忙しくw)日々を過ごしていく。

そんな多忙なこどもたちでした。

そんな子供たちのマインドとはいかに。

子育てに対するお金のかけ方をみてきたところで、

今度はこどもたちの実態について触れていきましょう。

親御さんのあり方

それだけの富むご家庭は(詳しくは私も尋ねませんし立ち入らないのですが)

親御さんが明らかにとても優秀な方達ばかり。

 

一部上場企業の社長さんだということを後から知ったり、

今や誰っもが知るサイトの開発者だったり、

色々な方々がいらっしゃいました。

 

頭脳明晰で仕事がデキる親御さんの、お子様への接し方は、

受け答えも、本人に自分の力で考えさせるようなものだったり、

簡単に答えをポンと渡さなかったり、

助け舟をだすのは一番最後までとっておいたりと、

工夫されているなあと感じることが多々ありました。

 

自分で解決するように促すので、

自立心も養われつつ、日常の会話から思考力も育てている感じです。

 

これは別にお金とかセレブうんぬんではなく、

親御さんがしっかりされた方であれば、

どこの家庭でも広く行われていることかもしれません。

 

当たり前っちゃ当たり前かもしれませんが、

結構「待つ」って大変なことですからね。

 

「そういった時間も含めて我が子に投資している」という感覚がなければ、

答えを与えてハイ終わり次、といった感じで、

日々忙しい中で、時間の節約をしたくなるのではないかと思います。

 

その場はすぐに事は処理できるかもしれませんが、

「思考力」や「問題解決能力」などの、

根本的な部分が養われるチャンスは、摘んでしまうかもしれません。

 

もちろん状況に応じた対応はあるとおもいますが、

それでも基本的に、こどもに十分な余裕を与えてあげている感じがしました。

 

そのあたりの教育方針を、

ご夫婦でしっかり共有されていたり

連携をされつつ行われているご家庭って、素敵ですよね。

 

もちろん、実際は優秀な親御さんだからこそ、

お仕事にお忙しくて出張などで家を長期で空けがちだったり、

こどもは親以外の人に面倒をみてもらう時間も長くなることもあるため、

実際の家庭の実情は、外からではわかりませんけどね。

逆になかなかできないこと

先ほど「なかなかできない体験」という点で掘り下げましたが、

逆に都心部に住むセレブの方々たちにも

なかなかできない体験というのが、あるんですよね。

それが例えば、

「土にさわる」だとか「自然に触れる」ということだったり。

 

わざわざ田舎のほうまで、農業体験みたいなことをしにいったり、

虫とか捕まえるために、森があるような場所まで何時間もかけて車で出向いたり。

 

都心に住むセレブのひとたちの身のまわりには、

その環境ゆえに「逆にないもの」もあったりするんですよね。

 

スーパーの2階のワンフロアを使った郊外型のでかすぎな100円ショップとかも、

なかなか都心にはないので、品揃えが悪い。

おうちで工作の続きとかするのに、材料をそろえようにも、

なかなかパッと手軽に手に入らなかったりとかもします。

 

どっちがいいとか悪いとかではなく、

事実として環境から必然的に生まれることですよね。

 

DNAレベルで優秀でも、内面を作るのは環境。

そんなこどもたちは、みんなもれなく優秀で、ずば抜けて賢いです。

度胸があるのに礼儀正しくて心優しかったり、

外見も清潔感があって小綺麗だったりするので、

いや~モテるだろうな。という子も多かったです。

 

しかし、

中には、年齢にそぐわないほどに非常に優秀で何でもでき、

話し方も大人みたいな子もいましたが、

そういう子に限って、

 

「ぼくなんか全然普通、

というか全然だめだし」

 

とか言ったりするんですよね。

本人には、全然自信がない。

そしてちょっとどこか寂しそう。

 

こんなに頭がキレて発想力も素晴らしいし、イケメンだし

モテそうなのになぜ?と不思議だったのですが、

環境を実際に見たときに納得しました。

 

都会のド真ん中の学校で、

主張強めの外国人それも優秀な子たちの中で揉まれながら生きてたりすると、

 

普通の公立とか郊外の小学校だったら

ヒーローとか、むしろ伝説扱いされそうな子でも、

 

まわりが優秀な子たちに囲まれて、

イニシアチブを取りまくるような子ばかりが集まっている環境に身を置いてたりします。

 

普通の基準

そういう場所では、

「普通」の基準が異様に高いので、

そんな超よく出来る子ですらクラスで下の方とかいう、衝撃の事態が起こってしまうのです。

 

人間というのは、なかなか自分のことを客観視することができないので、

周りとの比較や位置付けによって、自分のポジションを無意識に認識したりします。

その点でいくと、まわりを取り巻く環境というものが、

人格形成に非常に重要な要素を占めているのは言うまでもありません。

 

友達関係なども、影響しますね。

セレブの子たちは、だいたいみんな自宅から遠くにある学校に通っていたりもするので、

「放課後にお友達と家で遊ぶ」

って子がほとんどいませんでした。

というかむしろ見たことないかも。

 

自分が小学生の頃は、

学校のあと毎日のように近所の友達とわーわー遊んでいた気がしますが、

電車で通うような距離に住んでる友達同士で遊ぶってなかなか困難ですよね。

それはセレブというか、住んでいる地域の外にある学校に通っている子に共通する点かもしれません。

 

兄弟がいる子は年が近ければ一緒に遊ぶけど、

年が離れていたり、一人っ子だったりする子

おうちで一人で遊ぶことが多くなるので、

一人遊びの達人になっている場合も多いと思いました。

 

普通の基準。

これは難しいところですね。

環境で、ふるいにかけられた後…

私は北海道のフッツーの公立の学校で育ったので、中学の頃の校内では、

学校の廊下を自転車で走ってる奴がいたり、

殴り合って血ぃ流してやがて少年院に行くことになる不良とかがいつつも、

同時に、やがて官僚になったり、現在誰もが知ってる朝の番組にたまにコメンテーターで出てたりするような人もいたり、

本当に「ピン」から「キリ」までいるような、

「何かでふるいにかけられる」前の、

偏りのない環境の中で子供時代をすごしました。(あるいみ両極端かもだけど…)

 

そこの中での「普通」というのはおそらく、

広い世の中一般の「普通」のレベルと、そう違わない感覚だったと思います。

 

しかし、自分が芸大に入ったときに、

全員が個性強めの変人という環境になると、

「普通」が一体なんなのかわからなくなり、

今まで「ななちゃんて個性的だね」とか言われていた自分が、

まわりのギラギラした自己主張の中に埋もれていって、

大学一年生の時に、アイデンティティ・クライシスを起こしました。

要するに自分を見失ったんですね。

 

18・9やそこらの年齢でも結構きつい、

その「普通がなんだかわからなくなる問題」

もはや小学生とかの段階で、

人としての価値観が形成されていく敏感で貴重な時期のまっ最中にその洗礼を浴びてしまうと、

よっぽどメンタルが鋼でもないかぎり、

普通にかんがえて、自信なくすよな… と思ってしまいました。

 

お受験などのふるいにかけられてその環境に入った子にとっては、

入ったその後が、その子にとってのはじまりなんですよね。

 

リーダーシップを取れるかどうかとか、行動観察で受験の時に見られたりもして、

そういった子が受かっていくので、

入った後はみんながリーダーだし、意見もグイグイ言えちゃうし。

もともとは頼りにされるキャラだった子が、

小学校や中学校に上がって、まわりの環境に対する自分のポジショニングにロストして、

性格が変化していくことも、多々あると思います。

でも逆に、自分のマインドを強くしていくことができれば、

その環境をプラスに活かして、

どんどん成長していくこともできると思います。

 

私がその子たちに伝えたかったこと

そうやって、

外で揉まれて自信をなくしつつある子たちに対して、私が伝えたかったこととは…

 

あなたは大前提として、

そこにいるだけでまずOKだし、

素晴らしいし、

めちゃくちゃ可愛いし、

素敵な存在である

ってこと。

 

そんな「世界で唯一のあなた」が表現したもの

工夫して作った工作や、自分で感覚を研ぎ澄ませて何かを感じて描いてみた絵

そういう表現の中の、いいところにたくさん気づいて、

心の底から認める。

 

自分はありのままで十分素晴らしい。

大丈夫なんだ、安心していいんだ、価値があるんだ、

と自分で思えるようになる状態。

 

そんな状態になれるように、

自分の力で自信をつけていってほしいというのが、

私がレッスンを通していつもこどもたちに伝えていることなんですよね。

 

そういう子たちは往々にして、

結構な孤独を心の中に抱えていたりもします。

 

親の期待に応えるために、

また自分が置かれた周りの環境に順応するために、

必死に毎日頑張っているんですよね。

 

誰かに、「そんな自分を理解してもらいたい」って、

いつもどこかで強く思っている気がします。

 

こどもにとって一番必要なもの

つまり何が言いたいかというと、

一番大切なのは、

そんなこどもたちが、普段から家庭で

「存在の承認」を十分にしてもらえているかどうかで、

「こころが帰ってこれるあったかい場所」

を持てるかどうかが決まる、ということなんですね。

 

どんなセレブの親御さんも、

もれなくお子さんの自信の育み方には、

悩んだり、試行錯誤をしつつ模索されています。

 

そこはみんな平等です。

 

むしろ、

お金で解決できないのは、

そこなんです。

 

お金があろうがなかろうが、

セレブだろうが一般的であろうがわりと貧乏だろうが、

一番重要なのは、

「家庭」というベースキャンプで、

外で傷ついてきたガラスのハートをきちんとチャージして保護して

ちゃんと満たした上で、

また明日につなげてられているかどうか。

というところだと思うんですよね。

 

そこがしっかり、厚く、十分な愛情を受けた上で、

本人も親から「自分は大切にされている」という自信と確証を持ちながら

日々を生きていけていれば、

どんな状況でも、環境でも、強くたくましく生きていけるし、

「自分は大丈夫だ」

って思えると思うんです。

 

そここそが、

「自分のことを信頼することができる力」であり、

大人になってから、持ってないと死ぬほど苦労する

「自己肯定感とか、自信の種」につながっていくんだと思うんです。

 

これは逆に言うと、

お金に関わらず解決できる、

一番大切なことだと私は感じます。

 

今日からわが子にできることとは

今日から、お金をかけずにわが子に今すぐできることとして、

先ほど話をしました、「存在の承認」という事があります。

そこをもう少し紐解いていこうと思います。

 

こどもたちは、

この資本主義の競争社会の中で、

ありとあらゆる他者との比較にさらされながら生きています。

自分自身で自覚するよりも前に、

人と比べられるということが自然に起こり、

心細さや、無力さ、寂しさと日々闘っています。

 

もしそこで自分自身に存在価値を見いだせていなければ、

「生きていく」ということ自体が、

かなり早い段階から、ものすごく大変な、苦行になりかねません。

 

こどもが帰ってくる場所である

「家庭」

本来はここが最も居心地の良い、

落ち着ける・心休まる場所であるはずなんですよね。

 

自分はそうじゃなかった…という人

たっくさんいると思います。

自分の育った環境とか、親を選べないことだとか、

いろんな感情が、大人になった今でも根強く尾を引いていることも

あると思います。

 

でも、そんな自分の親世代すらも、

そのまた親世代に思うことが根強くあったりして、さかのぼってしまうと、もはやエンドレスです。

 

だからこそ、色々気付かせてくれた親には感謝しつつも、

自分の世代を第一世代として

ここからあたらしい家庭のあり方を、始めていきましょうよ。

 

どんな状態であっても、ジャッジをしないで受け止めてもらえる。

笑ってもいいし、泣いててもいい。

できてもいいし、できなくてもいい。

ありのままで居られる場所、唯一そうできる場所。

自分がこう感じた、こう思った、という事を

素直に吐き出しても、受け止めてもらえる。

それでいいんだよといってもらえる。

家庭がそんなあたたかい場所だったら、

家族はみんな帰ってきたくなりますよね。

そして明日もまた頑張れる…

 

うまくできなくても、ダメダメでも、

大丈夫だよ、と受け止めてくれたら。

悲しかったり悔しかったりする気持ちを、表現しても大丈夫だと思えたら。

そんな人の前では、人間はこころを開きたくなります。

 

これって、子供に限ったことではなくて、

帰ってこない旦那さんとかだって、結局はそういうことなんですよね。

旦那さんも、奥さんも、子供も、

自分だってそんな場所に帰りたいですよね。

 

このあたりのことは、また別の記事でも書けたらと思いますが、

今回はこの辺で。

まとめ

セレブの子育てやそのこどものマインドという観点から、

私の見てきた体験談を交えてお伝えしてきました。

 

まとめとしては、

お金に余裕があればあるほど、

こどもになかなかできない、貴重な経験や体験をさせてあげられることは、確かです。

チャンスを与えるという点において、「富」は非常に強力なツールだと思います。

 

ただ、別にお金をかけなくても、

身近な手の届く範囲でいろんな体験をさせてあげることは可能です。

身の回りにありふれて、自分が当たり前に思っていることも、

人にとっては珍しかったりもしますし、

ありとあらゆるどんなレベルの体験からでも、

本来人間は、学ぶことは可能なはずです。

 

そして、

こどもがこれから先の長い人生を生き抜いていく上で最も大切なのは、

何もできないありのままの自分だとしても、

自分の存在そのものを

まるごと親から認めてもらえているという安心感。つまり、

「存在の承認」という話でした。

 

いかがでしたか?

 

あなたの人生やあなたの子育てにとって、

この記事から少しでも何かを持ち帰っていただけたら、嬉しいなと思います。

 

人生より良くなるように、またここから頑張っていきましょう^^

 

なな
応援しています!

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